過ぎ行く日々を少しでも。

日々の色々を記録していくトコロ。

Ignition

腹が立つ。相手に?いや、自分に。

 

僕はもともと血液型占いとか、血液型の相性とかは気にしない質だったのだけど、妙にA型の人とは合わない、という固定観念に捕らわれている時期があった。A型の人は神経質だったり、頑固であったり、攻撃的であったり、したたかであったりと、とっつきにいく観念があった。

過去の失恋経験からも、A型とは馬が合わないのかなぁ、と思ったりしていた。

しかし、その後蓋を開けてみたら、仲の良い友人にA型のやつが含まれている、という驚きの事実がある。しかも複数。

ここで二人A型の男性を取り上げるが、一人は学生時代からの付き合いで、一時期は毎日僕の家に来るほど家に入り浸り、もう一人のいつもの連れと合流し、飲みに行ったりを頻繁にしていた。野心家で努力家で口が達者で新人の頃から買われていて、いまではベンチャーでかなり上位の職位にいる。非常に人間味があり、とてもクズい。しかし憎めない愛嬌というものがあり、あいつはそれに救われているし、それが故に多くの女性を不幸にしている。

もう一人は社会人からの付き合いで、コミュニケーション能力に長けて誰からも好かれるし陽気で仕事の能力も高く、人の輪の中心にいるようなタイプだ。そしてこいつも女性にモテる。

二人の共通点は自分の好きなことを深掘りする、話し好き、女性受けが良い、寂しがり屋、課題達成型、などなど、考えてみると他にも共通してそうな点が出てくる。

どちらもユニークなやつで一緒にいて楽しい。

一方で、どこか自分の中で劣等感を感じる瞬間がある。前者のやつは畑が違うので、そこまで感じることはないというか、むしろ突き抜けているから比較対象とならない部分も大きいのだが、後者のやつはなまじ畑が同じなので、どうしてもふと、そうした感情を抱くことがある。

共通点がある二人だが、大きく違うのは、学生時代からの付き合いだというところから、前者のやつは良くも悪くも素のまま接してくるのだが、後者のやつは、性格上そうなのだがストレートじゃないことがある。思わせぶりだったり、演じてみたりと、含みをもたせる場面がある。自分のことを話すのは好きだが、相手のことを聞かない。いや、聞くのだけど、結局は自分の側に話を持ってくる。いや、僕のことを聞こうとするときもあるが、僕は自分の話は苦手なので、さあ聞かせてくれ、となると話しづらい。そうして違う日に、ちょっと自分のエピソードを出してみると、退屈な話なのか、アルコールで眠いのか、反応があまりなく自分の話に戻したり、あるいは眠いモードになったり。

しかし、興味のあるやつの話には考えを馳せるので、じゃあ俺の話がつまらないのか興味が無いのか、あるいは両方か、となるわけだ。

結局の所、それに腹立たしく思うのは、回り回って自分に向けられる感情だ。

 

こうした小さいことを考えること自体に最近飽きたというか、うんざりしている。

時間とともに記憶も感情も薄らいでいくけど、しかしこれを繰り返すのなら、ちょっと変えていく必要がある。

そう思う日だ。