1%の努力
世界で人々の暮らしを見て、人と話をしても、やはり毎回思うことは同じで、「一生懸命に生きなくても大丈夫」という結論に落ち着く。
とても淡々と、かつ素朴なまでに自分の考えを披露している。
自身の生まれ育った環境とそこで培った価値観の基礎、が根底にあり、その後経験を通して磨かれたスキルがあり、ひろゆき流「どう生きるか」が書かれている。
あっと今に読めてしまった。
読んだ感想として、視野が広いな、というのと、客観的な分析力が高い人だな、という印象だ。
人物としては有名なお方なので紹介するまでもないけど、様々な発言の元になる思考はこういうところにあったのか、と思う。
感覚として、一生懸命生きなくても大丈夫、というのを持っているのは強い。
僕なんかはどうも一生懸命になってしまいがちで、それによって視野が狭くなるし短期的な行動になりがちだと思う。とっても働きアリ的な動きをしている。
しかし最近それに疲れたし、これをずっと続けたいとも思わないし、何なら新しい環境に身を置きたいとすら思っている。
そういう時にこういう本を読むと、肩の力が少し抜けるというか、もっと一生懸命にならないやり方もあるのではないか、と思えてくる。
取り入れたいと思えるものは試してみたい。
例えば、1日スマホも財布も持たず外で過ごす、というのは面白そうだ。
自分の中の、生きるチカラ、というものをもっと自覚していきたい、そう思わされる本だったな。