過ぎ行く日々を少しでも。

日々の色々を記録していくトコロ。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

不安の精神

我々は不安を眩暈に例えることが出来るであろう。その人の目が裂け開いた深淵をのぞきこむようにさそわれた場合、その人は眩暈を覚えることであろう。ところでその原因はどこに存するのであろうか。それはその人の眼のうちに存するとともに、深淵のうちに存…

キルケゴール 「現代の批判」

現代は本質的に分別の時代、反省の時代、情熱のない時代であり、束の間の感激にぱっと燃え上がっても、やがて小賢しく無感動の状態におさまってしまうといった時代である。 現代の批判―他一篇 (岩波文庫 青 635-4) 作者: セーレン・キルケゴール,桝田啓三郎 …

「読み」の整理学

文章の意味として、かならずしも、その筆者の考えが最も正しいという保証はない、ということを知るのは、本当に読むことを考えるとき、きわめて重要な問題である。 妥当な意味とは、存在するものではなく、発見されるものである。 (本文より) 「読み」の整理…

シャルリー・エブド

年明け早々に起きた、シャルリー・エブドの襲撃事件で雑感。 まず、大前提として、テロによる殺人には断じて反対であるし、あってはならないと思う。 今日も幼い命が自爆テロに利用されたというニュースを聞き、理解ができない。 全てを不幸のどん底に突き落…