なんでもないこと
日常はつまらない。
日々時間は過ぎていく。暇であっても忙しくあっても、時間が変わらず過ぎていく。
そのことに慣れていると心もつまらなくなりがち。
抑揚が無く感情の起伏も小さくなりがちで、妙に空しくなる。
小さな不満を溜め込むのは毒だ。
誰もが意識的に溜め込むことは良しとしないけれど、日常は幸せで満ちているなんてことはそうそうないのだから、多かれ少なかれ不満は日々募っていくのだ。
でも、ちょっとしたことで日々のそうした曇り空は、一時的にもクリアになる。そう、ほんの一時的ではあるけれど。
アプローチは様々だ。
僕自身、最近は灰色な日々を送っていたけれど、ふと音楽を聴くと気持ちが軽くなる。
ウィスキーを口にすれば、心が軽やかになる。
小さな気分転換でしかない。
でもこの小さな気分転換が、どんなに大きなことかは、本人にしか分からないだろう。
それでいいのだ。
しかし、僕の音楽inputの無頓着は隔世の感があるかもしれない。
もうちょっとシーンを気にしないと、ガラパゴスの世界になってしまう。なーんて思ったりする。