過ぎ行く日々を少しでも。

日々の色々を記録していくトコロ。

自分を変える?

"自分を変えたい"

そう思う人は世の中いっぱいいるんじゃないだろうか。

多かれ少なかれ、自分の一部、もしくはそっくり変わりたい、なんて思うのは別に不思議な事ではない。

では、どう変わりたいか?と言われた場合に、何となく描いている像はあることと思う。

 

"お金の無駄遣いを無くして賢くお金を使いたい"

"間食や食べ過ぎることをやめて、運動を始めてスマートになりたい"

"必要な勉強をはじめて、能力をつけたい"

などなど。

 

もしくは、

"デキル男になりたい"

"イケてる女になりたい"(そんな言葉使わない??)

"人から尊敬されたい、魅力的に思われたい"

といった、漠然としたものもあるだろう。

 

僕はというと、情熱と持続と知性のある人間になりたい!という具体性のかけらもない像を持っている。

そもそも情熱が欲しいだなんていう人間にろくな者はいないわけで、熱を欲するそれが熱を帯びないそれである限りただの寝言であることは言うまでもなく。

持続と知性はそれぞれ組み合うもので、根をおろす胆力がなければいずれの木も育つわけもなく。

、、といういきなり自己否定を初めるネガティブさを脇に蹴散らし、話を戻しますね。

 

人間は変わらない、と言ってしまうのは簡単だけれども、その言葉の説得力を支える、人間の持つその性質を教えてくれるのが以下の本でございます。

 

スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

 
 ケリー・マコグニガル女史が私たちの困った習性について、脳科学や心理学などの実験や理論を引っぱり、それをユーモラスに教えてくれる。
 
例えば、ちょっと良い事をしただけで、少々の悪さは許されるだろうという心理的働きかけのことをモラルライセンシングと呼ぶそうで、僕たちの気持ちを大きくさせて、やらなくてはいけないことをやらないように仕向けてしまう!
もしあなたがダイエット中だとして、いつも満腹にならない程度で食事を終えているとしよう。
そうしたときに、昼食もしくや夕飯前、あなたは誰かが落とした財布に気付き、それを近くの交番やあるいは事務室などに届け出た。
いつもとは違うハプニングがあったわけだけど、それに対して良い行動をしたあなたは、自分にちょっとご褒美をあげたくなるかもしれない。
いつもは質素な食事を、今日のところはいつもより良いものを食べる、もしくはデザートをつけてしまう。
なぜなら今日のあなたは良い事をしたから!
こうした行動は、モラルライセンシングで甘えが出てしまうことを示すばかりでなく、実は脳内でドーパミンが放出され、空腹から、目に入ってくるものがとても魅力的に見える、ということも言えるのだ。
空腹でなければ魅力的に思えない、肉汁たっぷりのステーキや、ホイップが沢山乗ったショートケーキなどは、空腹を感じてさえすれば、その破壊力は何倍にもなる。
もし店内で魅力的な食品のCMや広告があり、目の前にそれがあったなら、、
ドーパミンが大量に放出され、脳はあなたにこう言うでしょう。
 
"YOU いっちゃいなよ!"
 
おっと、長々と書きすぎた。。
要は、日常でついついしがちな行動は、実はこうした生理的作用が働いているのですよ。
だから、それを理解し逆手にとって、変える力をつけていこうではありませんか!
というのがケリー先生の方針です。
 
さて、かくいう僕も、二度寝を正してスマートな朝を迎えたい。英語力を向上するため、毎日英語の勉強を続けたい。といったことを短期目標として持っている。
冒頭にあった像は忘れていただいて結構!
この本は実際の授業の成果から書かれているようで、1章が1回の講習で、擬似的に講習を体験するのであれば、1週間後に次の章を読む事になる。当然、その章をクリアしてから次の章に進む具合だ。
 
当初その目算で読み始め、見事、1章を読んだまま本を開かなくなった。
全くもって怠惰な人間であることを痛感する。
 
これでは本をいつ開くのか分からないので、いま10章あるうちの8章までずんずん読んだところ。
そうした中途半端な状態で何故にこのエントリーを書いているかというと、これもまた脳の働きのしからしむるところでしょう。
 
本を読んでいる途中でふと、はてぶを始めてこのエントリーを書きだす。
つまり、集中力を欠いた脳が現実逃避をはじめ、宙に浮いた僕の念が、このhatena blogに彷徨いこんだ結果がこのエントリーだということです。
 
なぜいまこのタイミングで書きたくなったのか、、はてな。
さぁて続きを読むことにします。