もっとシンプルに
今日馴染みの美容室で髪を切ったとき、担当のMさんとの談笑の中で、最近の気分転換の話になった。Mさんは友人と飲みに行くのが趣味だったがコロナでそうもいかなくなり、Youtubeを観ることも飽きたとのことで、昔好きだったアニメのフィギュアを手に入れて飾り、それをつまみに酒を飲む、ということをしているらしいから面白い。
選びに選んだフィギュアをお気に入りのショーケースに飾る、ということをするそうだ。
お気に入りのショーケース、というのがポイントで、ただ単に置くのでは飽きるので、凝ったショーケースに飾ると、どんなものでも価値あるものに見えるような、ショーケース。そこにどんなフィギュアを置くか、選びに選ぶのだという。
選びに選んだから、飽きないらしい。
Mさんはもともと断捨離が上手で、必要なものしか部屋に置かない主義。何かを買ったら何かを捨てる。本当に必要なものに絞っている。
本当に必要だから、飽きないのだ。
これに僕はついつい考えてしまう。
僕はというと、あれもこれも手を付けてしまう。その時やろう!とか、重要だ!とか思ってとりあえず手に入れたり始めたりするが、結局長くは続かない。
そこで思うのは、本当に大切なものに絞る重要さ、だ。
そう考えると、自分自身やその身の回りは、とても乱雑なのかもしれない。
そして、何が本当に大切なのか、を十分吟味しないまま手を付けてしまっていやしないだろうか。
ああ、そういう本も昔読んだことあるな、、と少し自己嫌悪。
とにかく、だ。もっとシンプルになっても良いんじゃないだろうか。
そこには勇気と覚悟が必要で、僕は言ったり来たりしているな、と。