内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術
"日頃から自分の小さな感情の一つ一つと向き合う訓練をしていると、「好き」に敏感になれます。それが「ピンポイント人脈」において最も重要な要素です。"
内向的な人のための スタンフォード流 ピンポイント人脈術 (ハフポストブックス)
- 作者: 竹下隆一郎
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2019/04/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内向的だから手にとってみた。
SNSの力によって個人の活動領域が昔より広がってきたことで、色々な機会が目の前には広がっている。この事は、これまでの人との出会い方や付き合い方が大きく変わってきたということでもあり、とにかく色んな人と知り合いになろう!という「人脈モンスター」や体育会系的な人付き合いは過去のものとなったか、限定された範囲での交流形態となった。今では、興味のある特定の個人や、共通の趣味を持っている人たちと、個別につながりやすくなっている。僕はほとんどそうした経験がないけど、少なくとも世の中はそうらしい。
そこで重要になってくるのは、「好き」という感覚だと、著者は言う。
これは、自分の感情に素直に、自然になるということだろう。「この人好きだなぁ」という人と、つながっていけばいいのだ、ということを言っている。
注意として、いまの組織内においては、「好き」と思える人以外ともある程度接点があるのだから、そうも言っていられない現実がある。
そのため、ここで言う人脈は、組織の外の話が主だ。
というか、そもそも人付き合いというのは、嫌いな人と一緒にいることはほとんど限定的な状況ではないのだろうか。組織内、つまり仕事での付き合いを外すのであるならば、それは自分の興味関心が引かれるプライベートの話であり、そこで嫌いな人と付き合うことはない。そこでの人間関係構築は、そもそも自分が好きなことの土台なのだから、そこで親しくなる人というのも、自然と好きな人になるのは必然ではないか。
前提として、意識高い=自分のやりたいことや夢、あるいは情熱をかけていることを持っている、そういう人が、個人の能力を高める循環の燃料として、「好き」を掲げて進みましょう!と言っているのだ。
なんか感想を書いていくとどんどんザラついた感想になっていくな。。
例えば著者の「好き」の深堀りでも書かれていれば、もう少し好意的に読めたかもしれない。
好きなサンドイッチの具で選ぼう、「Yes,But」のTipの体験談はまぁ面白かったかな。